仏式結婚式


 
仏式結婚式をしたい!!  
 この度、長泉寺にて結婚式を挙行しました。
 このホームページを見て”仏式で結婚式をしたい”と思った人のために、簡単に説明しようと思います。難しい用語ばかりで説明が十分でないかもしれません。雰囲気でも解ればと思います。


全体の流れ
@ 親族紹介

控え室にて、ご両家の親族の紹介を仲人が行います。
法鼓、半鐘の後に式場へ入堂します。
A 開式の辞

最初に両家親族が入堂し、その後に新郎新婦、最後に戒師が入堂し開式の辞となり式が始まります。
B 表白...
(ひょうびゃく)

御本尊を前にして新郎、新婦の宿世の善因、吉祥の良縁により婚を結び誓約を捧げます。
C 告諭...
(こくゆ)

これよりお二人がお互いを敬愛し、苦楽を共にして人生を、明るく、正しく、なかよく、本日の仏縁が成就されることを念願します。
D 洒水...
(しゃすい)

お二人の身と心を聖なる水により清める儀式
E 三帰三竟...
(さんきさんきょう)

み仏とその教えと、教えを伝える如来とを心の師とあおいで、正しく人生を精進する誓いを戒師と唱えます
F 数珠授与...
(じゅずじゅよ)

結婚の記念と信ずる物の証として、浄土宗に伝わる数珠の授与を行います。数珠の掛け方と正しい持ち方を伝授します。(希望により指輪の交換も合わせて行います)
G 同唱十念
(どうしょうじゅうねん)

一同で同唱十念を行います
H 行華...
(あんげ)

お釈迦さまの前世物語の故事により、新郎新婦も、み佛のみ跡を慕い、現世に於いて夫婦になる因縁を感じながら、二人で献華します。
I 誓詞朗読...
(せいしろうどく)

御仏の前に於いて終生変わることのない愛をお誓う文を新郎新婦で読み上げます。
J 三三九度...

世俗の習いに従い、杯事(三三九度)の式を行います。(両家親族固めの式)
K 成婚報告の辞

戒師が、ご本尊ならびに両家先祖代々の諸精霊に新郎新婦の婚を結び、その誓約を捧ぐことを報告します。
L 閉式の辞
めでたく結婚式が整ったことを告げ、戒師は退堂します。

閉式の辞の後に集合写真撮影となります。



用語の説明とQ&A
戒師(かいし)
結婚式の全体をつかさどる僧侶で、仏縁での師匠となります。

服装は?
紋付き羽織、白無垢にこだわらず、タキシードウエディングドレスなど、どのような服装でも行えます。
  
式場は?
お寺、ホテル、総合結婚式場など、どこでも行えます。


結婚式での行華のお話 抜粋
 行華(あんげ)とはみ仏にお花をお供えする儀式です。
 行華は仏本行経や過去現在因果経の教典にあり、
 むかし燃燈仏と申す仏さまが世に出て説法されますに、み仏にお花をお供えすることが最大の功徳になると説かれたのであります。当時の国王の買い占めに合い、雲童子と云う青年も花を求めたのですが手に入らず、困惑しているところに賢者と云う乙女が花を国王の命により献上する一部をやっとの思いで譲り受け2人してみ仏の前にもうで、お花をお供えしたりのであります....。
 この因縁により雲童子と賢者は夫婦になり、お互い助け合い暮らしました。このお二人が後において、雲童子はインドのマカダ浄飯大王の王子として生まれシッダルタ太子。賢者は隣国の善覚王の娘として生まれてヤショダラ姫と呼ばれ現世においても夫婦となられたのです。
 このシッダルダ太子こそ、お釈迦さまが仏になられる前のお名前であります。


仏式結婚式をしたい!!
 厳粛な中にも荘厳な、お二人の門出にふさわしい結婚式になると確信しています。
 正味の結婚式の所要時間は30分〜40分掛かります。長いか短いかは個人の感じ方でしょうが、一生の記念となる印象深い結婚式となるためにも時間は気にせず、終生変わることない愛を誓う場となれば幸いです。
もちろん、式での親族席は椅子での挙式が可能です。


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