寺報 『朱湯山  −抜粋−


  2000年まで、住職がガリバンで寺報を作成しておりましたが、パソコンでの作成に変更したのを機に内容を抜粋し掲載します。


平成
22年

2010年
1月 皆さん、あけましておめでとうございます。 2月 除夜の鐘突と修正会
 4月 介護が必要になったら誰に相談するか  5月 たった100円、されど100円
 6月 人生、楽しくなくては生きる意味がない。  9月 施餓鬼法要と精霊流し
10月 11月
12月

平成22年 1月 皆さん、あけましておめでとうございます。
今年で、長泉寺を前住職(正教上人)と共に再建してはや、四十年に成ります。私も、長泉寺の住職として就任した年齢が四十三才でした。月日の過ぎるのが早く感じます。私は今年年男です、 十二月生まれですので、何度目の寅年を迎えたかなどと改めて年を数える次第です。ここ数年は色々な人の為にと思い、援助やお節介をしましたが、時勢のせいか、裏目に出た事が多かったように思います。
今年は、一躍人生百年と頑張って、世のため引いては自分のためと張り切り、今一度精進をしてみたいと思います。皆さんもこの沈みがちな世を一緒に活性化しましょう。まずは、家族、孫子の幸せのためにも健康第一、くれぐれも転ばないようにしたいものです。


平成22年 2月 除夜の鐘突と修正会
今年も無事、年を越える事が出来ました。十二月三十一日は年末恒例の除夜の鐘突がありました、当日は午前中にうっすらと雪が降り夕方には止みましたが、例年になく寒く感じた鐘突でした。鐘突をしながら今年の出来事を色々と思い返し反省と来年への漠然とした意気込みの整理をしながら今年も過ぎていく時間を感じていました。一〇八の煩悩のお払いと共に鐘突も終わり、新しい年を迎え早速本堂にて今年初めての法要(修正会)を皆さんでお参りしました。修正会とは、正月に修する法要の意味や、あやまった行いを改め、正しい行いをすることとです。昔から一年の計は元旦にありといわれますように、新しい年の初めに、今日までの行いや罪けがれを悔い改め、新しい勇気と希望に満ちた第一歩を踏み出すよう皆さんとお参りをしました。法要後は、おでん鍋を囲んで楽しい時間を過ごしました。今年の大晦日も鐘突と修正会を企画しますので是非参加下さい。


平成22年 4月 介護が必要になったら誰に相談するか
 家族に介護が必要になったら誰に相談していますか?
 介護保険やサービス、手続きなど色々と大変で時間がかかります、そんな時に助けとなるのが「ケアマネージャー」です。介護認定から代行申請など、利用者の生活に対する意向を尊重し、自立を促すケアプランを作成します。
 2月の長泉寺の星祭り法要の時に、受付と書き物を行ってくれました女性が「さわやかケアプランセンター別府」にお勤めの薬師寺好子さんです。
 書道の腕もなかなかですが、ケアマネージャーとしてもベテランです。


平成22年 5月 たった100円、されど100円
 世界は今、大恐慌手前にいて、輸出主導の日本は大変な試練にさいなまれている。一部では出口戦略等といい、あたかもリーマンショクなどの金融危機はすでに精算済みの論調には、いささか早いような感じがするのは私だけだろうか。今はギリシャ危機の影響かどうか、ユーロとドルと円の弱い者競争で円が高くなっている。今後も揺れ戻しながらも、しばらくはこの傾向は続くものと思う。くれくれも国家デフォルトの無いように望みながらも、輸出を家業としている会社の方々のご苦労を感じます。
 そんな時、『世界を変えるお金の使い方』(ダイヤモンド社)が気になったのでご紹介。
《あなたがお金を使う瞬間、それはあなたが世界を動かしている瞬間でもあります》から始まり、以下に、事例を抜粋しょう。●百円で、予防可能な感染症の中で死亡率が高く、手足に重い後遺症を残すポリオから、ミャンマーの子ども五人を守ることができます(一人分のポリオワクチンは約二十円)。●百円で、内モンゴルのホルチン砂漠に植えるポプラの苗木が十本買えます。水を与え、大切に育てればそれはやがて十bのポプラ並木へと変わります。●百円で、二十年以上も続いた紛争によって教育そのものが大きなダメージを受けたアフガニスタンの子ども五人に国語や算数の教科書を提供できます(教科書一冊約二十円)。●百円で、バングラデシュのストリートテルドレン二十人がコツプ一杯の牛乳を飲むことができます(牛乳二sの現地価格約百円)。
 世の中は悪い事ばかりでも、良い事ばかりでもなく、ただただ中道を行きたい。大変難しいのですが....。


平成22年 6月 人生、楽しくなくては生きる意味がない。
 精神科医の斎藤茂太氏が著した『いい言葉は、いい人生をつくる』(成美堂出版)。著者は《人生、楽しくなくては生きる意味がない。これが私の持論である。私流の「人生の成功」とは、どれだけ楽しく生きたか、どれだけ楽しく仕事をしたかにかかっている》と述べている。そんな楽天人生観から発せられた言葉と体験と、古今東西の名言とを重ね合わせたのがこの本。以下にその一端を紹介しょう。(なお、太字が著者の言葉。)
笑うことは、最も簡単な成功法。悪い感情は話さず書こう。書いた紙はしまい込もう。人にはめられる人よりも、人をほめられる人が賢者。小さなことをほめよう。同じことでも何度もほめよう。「ありがとう」を多く言うと、ストレスが少なくなる。あきらめないことだ。一度あきらめると、習慣になる。
 長い人生に成るかどうか分からないので、他人に迷惑の掛からない程度で楽しく過ごせれば、これに越した事は有りません。ただ、生きていく上で色々な制約か有りますが、そこは知識と知恵で何とかしていく、それに尽きるのでしょう。それにしても米国の雇用統計率か下がらないのが気になる。悪い前兆でなければよいのだが...。


平成22年 9月 施餓鬼法要と精霊流し
今年は八月二日(日)にお施餓鬼法要を無事終えました。今年の夏は、猛暑でしたが、水子供養、お施餓鬼法要を厳修し、各ご家庭の先祖供養が出来ました。法要に参加出来なかった方も来年はぜひ御参加ください。また、各家庭のお盆のお参りもつつがなく終わりほっとしている次第です。
また、精霊流しは、天気に恵まれ、夕焼けの中、精霊流しは、大変よいご供養が出来たと思います。ご家族の方々と共に、今年も無事に出来たことを大変うれしく思っています。、皆さんの日頃の精進の良さを感じながらお念仏を申してのお見送りとなりました。





         
平成21年 2009年 寺報 朱湯山 はこちら




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